公開日:2021.11.05

更新日2024.08.29

チーム・組織づくり

マネジメント

続・「自分で考えて」と言っても、指示待ちの部下。どうすればいい?

こんにちは、「7つの習慣(R)」研修講師の松村です。

前回から引き続き、「自走するチーム作り」シリーズとしてお客様からよく頂くお悩みに対して、ヒントになる情報を発信してこうと思います。

取り上げたよくある悩みは、「指示待ちの部下にもっと自分で考えて動いてほしいけれど、どうすればいいのか?」というもの。

前回は、「組織・チームの目指す方向を具体的に共有する」ことが大事であるとお伝えしました。

今回は更に、もうひとつ大事なことをお伝えしようと思います。

会社の目標と個人の目標を繋げる

前回のメルマガで部下の方と一緒に組織・チームの目指す「目的=なぜ、何の為に」「目標=いつまでに、どんな状態にするのか?」を確認することから始めてみることをおすすめしました。

組織やチームの目指す方向を理解できれば、部下の皆さんも自ら考え、行動を起こしやすい状態になり、自走の一歩を踏み出しやすくなるはずですが…

更にもうひと手間加えることで、より自走に導きやすくなると思います。

そのひと手間とは、目指す姿に向かう組織・チームの中で一人ひとりのメンバーと役割や期待事項・目標をしっかりと合意することではないでしょうか。

組織・チームの目的や目標が理解され、共感されたとしても、それぞれのメンバーにとって目指すべき目標に具体的に落とし込まなければ、漠然としてしまい、何から手を付ければいいのか…戸惑ってしまいますよね。

組織・チームが目指す姿に向かう工程の中で、「あなたに担ってほしい役割は〇〇で、その役割で目指す目標は〇〇」という風に、具体的に落とし込み、きちんと合意できていることが大切です。

この合意の際、ひとつだけ注意点もあります。

それは、それぞれの目標が組織の目的・目標と紐づいていて説明できているか?ということです。

例えば、

「とりあえず、上から言われたから、〇万の売上を目指して!」

という状態と、

「今期のチームの目標を達成しようとすると、この商品で○○万の売上が必要になる。そうなると、目標は○○万になるから、頑張ろう!」

では、部下への伝わり方も全く違いますよね。

つまり、会社の目指すものと個人の目標が紐づいていることが必要で、理由も腹落ちしていることが大事だということです。

各個人の目標も、なぜ・なんのためにその目標を目指すのか、その数字が組織の目的・目標にどのようにつながっているのかまで部下が理解し、合意できているか、確認してみてはいかがでしょうか?

さて、長くなってきてしまったので、今回はここまでとしまして、次回は自走するメンバー育成中のフィードバックのお悩みについてお答えできればと思います!!

次回もお楽しみに!

松村でした!

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この記事を書いたコンサルタント

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松村 聖也

株式会社FCE

東証一部上場コンサルティング会社にて、営業職に従事、北海道東北地区を担当し、トップセールスの成績を収める。 経営者・管理職・教員に対して、20,000名以上に対して研修を実施するとともに、年間約200社の経営相談を行う。外郭団体における役員としてトレーニング講師も務める。

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