チーム・組織づくり
マネジメント
今日は「なかなか行動できない人が行動できるようになる特効薬」のお話です。管理職のみなさんからすると魅力的なお話…かもしれませんね。(ふふっ)
さて、このような「セリフ」を部下にかけてあげたことはありませんか?
「その件なら、〇〇さんに相談してみるといいよ。」
「この業界を攻略するには、まずは商品パンフレットやセールスツールの見直しから始めたら?」
「顧客満足度を上げたいなら、まずは顧客との接触頻度を高めてみたらどう?」
「チームワークを良くするには、まずはチームメンバー間でコミュニケーションを多く取ったほうがいいよ。一緒に食事に行ったりするのもいいと思うね。」
そして、このような「アドバイス」「助言」「提案」をあなたの部下にかけたとき、こんな返答がかえってきませんでしたか?
「それ、いいですね!!早速やってみます!」
実に、気持ちのいい返事ですよね!こんな返事をもらったら「アドバイス」や「助言」を役立たせてくれるかな、とちょっと期待しますよね。
ですが、あんなに気持ちのいい返事をくれたのに、、、しばらく経ってから、「そういえば、この間話した件どうなった?」と聞いてみるとどうでしょう。
「あ、まだやってません…。」「あ、これからやります…。」
なんて、返答が…。(悲しいですが、何回聞いたことでしょう…泣)
こんな返答を聞いて「え、、、どうしてまだやってないの??」とがっかりしたことはないでしょうか?せっかくのアイディアやアドバイスも、実行されなければ、何の成果も生まないのですから、、、あなたが、がっかりするのも当然ですね。
きっと、お気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう、「成果を出し続ける人」と「なかなか成果を生み出せない人」の大きな違いの一つが「行動を起こす力=実行力」の強さです。弊社はこれまで、多くの「ビジネスパーソンの育成」に携わってきました。
やはり、成果を出し続ける「トップクラスのビジネスパーソン」はこの「実行力」がずば抜けています。繰り返しになりますが「行動を起こして初めて成果が生まれる」のですから、当たり前といえば、
当たり前なのですが・・・。
では「やります!」と言って「なかなか実行できない」つまり、行動を起こすのが苦手なタイプの部下の「行動を起こす力」を強化するには、どうしたらいいのでしょうか?
ここで一つ、効果的な方法をご紹介します。それが「具体化の質問」です。「具体化の質問」とは、下記のように、行動を具体的にする質問のことを指します。
この質問をすることで、より具体的な行動設定を促すことができます。
たとえば「顧客との接触頻度を高める」だけだと、具体的にどんな行動をするのか不透明ですよね。ここで、先ほどの「具体化の質問」を使ってみましょう。
すると、このような具体的な行動になります。
「10月20日までに、担当顧客40社に対して、私とアシスタントのBさんが、電話をかけ、今のサービスについての満足度と改善の要望がないかどうかを確認する。」
今、この記事を読んでいるあなたも、実際に何を行うのかがイメージできたのではないでしょうか?こうやって行動を具体化できていて、実行のイメージを持てれば、行動は起こしやすくなります。
「行動を起こしにくい部下」には、実行することの「方向性やテーマ」の確認で終わらずに、「具体的な行動」まで設定するようにすること。こうすることで、確実に実行度が高まります。
そして更に、行動の内容・期限も明確なので、その後のマネジメントやフォローも行いやすくなりますね。ぜひ、あなたの「具体化の質問」で、行動を起こしやすい環境を作ってみてくださいね。
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※1〜※4 マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:(※1,※2)2022年4月期 (※3)2022年6月期 (※4)2022年7月期_ブランド名のイメージ調査