公開日:2021.12.24

更新日2024.08.29

組織開発

2021年どんな業界でも成長し続ける会社の特徴とは?

FCEトレーニング・カンパニーの藤原です。

本年もトレマガを読んで頂き本当にありがとうございました。

皆様より頂戴するご感想は社員一同励みにもヒントにもなっております。来年以降も社員一同でトレマガを書き続けて参りますので引き続きよろしくお願い致します。

2021年を振り返ってみると…

さて、2021年皆様はどのような年でしたでしょうか?

私は仕事柄、経営陣の方々、人事担当の方々と情報交換する機会が多いのですが…

その視点で見ていると、コロナの影響もあるのかどんな業界でも苦しい状況の企業様もあれば逆に成長されている企業様もありました。

今回年内最後のトレマガは2021年、どんな業界でも成長している会社・チームの特徴2つをお伝えできればと思っております。

下りのエスカレーターでも駆け上がる「会社・チーム」2つの特徴とは

「どんな業界でも」と記載しましたが、業界よっては登りのエスカレーターのように業界が成長している、または下りのエスカレーターのように業界が縮小していることはあると思います。

ですが、そのような中でも、あたかも下りのエスカレーターを駆け上っているような会社・チーム登りのエスカレーターを更に駆け上がっているような会社・チームの「特徴」だと思ってください。

もちろん前提として1社1社いろいろな状況はあるのですが大きく2つの共通項があるなと思っております。

1)環境適応しているか?

「この世に生き残る生物(企業)は、激しい変化にいち早く対応できたもの」 ~ダーウィンの進化論~

皆様もご存知のこのフレーズですが、本当にそうだなと思っています。

弊社も手前味噌ながら昨年の4月までは95%はリアルでの研修実施をしておりましたがコロナ禍以降一気にオンラインに舵を切り替え、おかげさまで過去最高売上になりました。

もし、切り替えていなかったら…と思うとぞっとします。

「環境適応」するとはサービスや戦略だけではなく、「働く環境も環境適応できているか?」という事でもあるのです。

ここ1年弊社の中途入社・新卒入社社員のレベルは間違いなく上がっています。

もちろん弊社人事の頑張りでもありますが、ハイブリット(リモートとリアル)ワークスタイルで社員に選択させたことは採用レベルが向上した一つの要素です。

当然ながら業界・サービスによってはリモートワークができないこともありますが弊社のような業界では工夫次第でリモートワークが可能となりますし、様々な業界でも同様だと思っています。

意味がないのに…

応募者に前職での退職理由を聞くと、

「意味がないのに出社しなければならないことに疑問を感じた」

という声が多いのです。

重要なのは「意味がない」と思われていること。

「なぜ出社する必要があるのですか?」と聞くと、「我が社はそういう会社だから」と回答され…全く持って理解ができないと言っていました。

ここをもっと深く追求すると、そういう前職会社の方々はその会社、その業界の「前提条件に疑いを持たない」という特徴があるのです。

「我が社(我々の業界)はこういうものだ」

と決めつけてしまっていて、変化をしようとしない特徴があります。

※繰り返しですが1社1社にはいろいろ理由がありますので、あくまでも全体を俯瞰したときの事例です。

しかし、成長する会社・チームの特徴はこういうものだと決めつけるのではなく世の中、顧客、そして働くメンバー達の求めているものやニーズは何か?と環境適応していました。

2)学ぶ理由を用意しているか?

そしてもう一つの特徴は人事目線で解説しますと、学ぶ理由を用意しているか?という視点です。

「ん?なんのこっちゃ?」と思われると思いますが解説します。

コロナになり、多くの企業ではリモートワークや営業時においてもオンラインでの商談になったりと「移動時間」という工数が激減し時間の使い方が変わっているはずです。

この創出されたはずの時間に対して多くの経営者は「社員達に自己研鑽や自己成長する時間として使ってほしい」と思っているのではないでしょうか?

〇養と〇養

先日弊社グループトップの講話でこんな逸話を聞きました。

昔は週休1日が主流だったが今は週休2日が主流になった。」

その発端となったとされる松下電器さん(現パナソニックさん)の創業者松下幸之助さんが週休2日を導入した理由。

それは、「1日は休養」「1日は教養」してほしいということだったそうです。(う、今は2日とも休養しているような…)

「移動時間」が減り創出されたはずの時間。

これまでも学んでいる人は学ぶ時間、まさに「教養の時間」にしているようですが…これまで学んでいなかった方は残念ながら教養の時間にはなっていないのです。

しかしながら、会社・チームとして教養時間が増えている会社の特徴は…

学ばない人に学ばない理由はない

教養を取っている人に「なぜ学んでいるんですか?」と聞くと

  • 会社を大きくしたい
  • 成長してキャリアを上げたい
  • 〇〇の資格を取りたい
    etc.

などなど学ぶ理由が明確です。

一方教養を取っていない人に「なぜ学ばないのですか?」と聞くと、いろいろ言い訳は出てきますが学ばない理由などありません。

言い換えれば「学ぶ理由も無い」のです。

このような時代背景の中で、

・自ら率先して学び・成長をしようとしているメンバーだらけの会社・チーム

・学ぼうとはしないメンバーだらけの会社・チーム

では、どんな業界であれ、成長する確率は雲泥の差になります。

環境適応し、学ぶ理由を明確にして、社員が自ら学び成長し続ける仕掛けを作っている。

それがどんな業界でも成長し続けるチーム・会社の特徴でした。

何かのヒントにして頂けますと幸いです。

それでは2022年も弊社を何卒よろしくお願い致します。

皆様良いお年をお過ごしください!

藤原でした!

【追伸】
社員が自ら学び・自走するチーム、学ぶ理由を上手に作るポイントなど詳細なノウハウを弊社代表がウェビナーで解説しております。

興味がある方はどうぞ

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この記事を書いたコンサルタント

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藤原 覚也

株式会社FCEトレーニング・カンパニー 取締役副社長

大学卒業後、企業に従事する傍ら自ら起業し事業を立ち上げる。 30歳(2005年)の時に経営を学ぶために、経営コンサルティング会社(東証一部)へ転職。 入社2年目で仙台副支店長となり、2010年にはIT営業代行事業を立ち上げ(東証一部)の子会社代表取締役社長に就任。新規事業立ち上げから、事業拡大時における組織作り、人材育成において手腕をふるう。 2012年 FCEトレーニング・カンパニー 取締役就任(2014年に副社長) 2013年 FCEメディカルアンドケア (現FCEパブリッシング) 取締役兼任

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