公開日:2021.11.19

更新日2024.08.29

チーム・組織づくり

一気通貫を通して、見えてきたこと

こんにちは!
北海道出身FCEトレーニング・カンパニー成田です。

弊社は10月が期初ということもあり、今期1年やるぞという気持ちを新たにしています。

今回は私の活動、チーム全体の活動における変化について書かせていただきます。

少しでも皆様の参考になれば幸いです。

テーマは「一気通貫」です。

「一気通貫」はトレーニング・カンパニー全体でテーマとして取り組んできたことなのですが、前期末に少し上手く回りだした感触があります。

それは「情報共有」の場を作り、どの役割を担っていても同じ方向を向いて動くということが形になってきた、と言えるのです。

それまでの問題と場を作って進めたことで私が得たものを書きます。

分業制による問題

以前も書いたので、覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、私は現在「インサイドセールス」という役割を担っています。

インサイドセールスの役割を担う私が直接的に関わることが多いのは、以下の2つの役割のメンバーです。

  • マーケティング
  • フィールドセールス

マーケティングは私の前工程、フィールドセールスは後工程になります。

以前は「マーケティングはマーケティングの目標を追う」というように、それぞれの役割がそれぞれの目標を見てバラバラに動いてしまっていました。

そう、本来であれば、マーケティングからフィールドセールスまで、同じ目標を見て足並みをそろえることで、初めて効果が出る役割分担なのです。

それぞれが別々に動いてしまうと効果が半減してしまうのですが、当初の私たちはなかなか足並みをそろえることができず…

それぞれにいいと思うアイディアや施策を動かしてしまっていることもあり、実際にズレが起きていました。

私の上司がとあるミーティングでこのように言ったのです。

「それぞれがPDCAを回してくれてはいるけど、繋がってないんだよね」

各役割で目標をもって、達成をするために活動をしています。

それ自体は必要なことですが「個々の役割でPDCAを回しているだけ」になってしまっていたのです。

その時私は、深く反省しました。

なぜならば、マーケティングとフィールドセールスの中間にいるのはインサイドセールスであり、私は、どちらの声も聴いているからです。

「全員で組織全員のPDCAを回す」と考えると、工程の中間にいるインサイドセールスが、潤滑油になる必要があったんだ。

と、その時気づきました。

それまでは、自身の役割の範囲でとにかく全うするという視点しかなかったのです。

そこで上司からも提案をもらい、情報共有する場として、毎日30分のミーティングを設定して実行することにしました。

実際にスタートすると変化が次々と起きてきたのです。

毎日の情報共有による変化

30分ミーティングの中では、こういったことを共有することから始めました。

  • お互いの活動で得た情報の共有
  • これからの活動で、持ってもらいたい視点の共有

どのような情報であればお客様のお役に立てるのか。

面談に向けて、どんな準備をすれば、よりお客様が実現したいことに近づけるか。

毎日のミーティングで共有することで、それぞれの役割でPDCAを回していた時よりも、より具体的なアイディアや施策が生まれるきっかけとなりました!

そして、それまでは、それぞれの目標を追っている感覚でしたが、全体の目標を全員で見ていて、そのうえで、役割ごとの目標を達成するという感覚に着実に変わってきています。

アイディアや施策が役割を超えたシナジーとなったことも大きいのですが、もう一つ効果的だったことがありました。

それは、情報共有を通して“疑似体験”できたことなんです。

マーケティングのメンバーなら、自分たちが作った広告やセールスコピーなどをご覧いただいた方の声を直接聞く機会は滅多にありません。

でも、インサイドセールスやフィールドセールスとの情報共有で、どんな反応をされたのか、感想を持たれたかを聞くことで、疑似体験することができるのです。

比較的社歴が浅いメンバーでは、自分一人で経験するよりも、先輩の体験を疑似体験することで、成長スピードが格段に上がり、引き出しも増えてきました。

結果、数か月前のバラバラに動いていた時よりも連携が取れ始め、成果にもつながり始めています。

まだまだ、マーケティング~フィールドセールスまでが少し繋がっただけですが…

トレーニング・カンパニー全体でもっと一気通貫できる役割も多いですし、さらに良くなると確信しています。

それと同時に、自分自身の役割でこのいいサイクルを止めてしまうと…全体の詰まりとなってしまう責任とやりがいを感じ始めているところです!

今回の経験を基に、更にその輪を広げ、貢献していきます!

会社であれば、部門内や他部門との連携でお悩みとお伺いすることもありましたので、少しでも私の経験がご参考になれば幸いです。

以上成田でした。

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