公開日:2021.09.22

更新日2024.08.29

チーム・組織づくり

マネジメント

組織の健康診断、できていますか?

こんにちは、FCEトレーニング・カンパニーの藤原です。

リモートワークとなり、
毎日3社~5社ほど打ち合わせする機会をいただいています。

そんな中、ここ数回、経営者様との打ち合わせでなぜか同じようなお悩みが出てきて
解決しそうなアドバイスがあったので、シェアさせて頂きます。

「本当に学んでほしい人(チーム)ほど学んでくれないんだよね…」

弊社は研修会社ですので研修やトレーニングに関しての
お悩みの相談はよくあるのですが、ここ最近、多くなっているお悩みです。

もしかすると、過去のようにリアルに集まっての研修が少なくなり、
オンライン研修やEラーニングなどいつでも好きな時に学べるからこそ、
学ぶを「後手」にしてしまうのでしょうか…

お悩みを詳しく聞くと

「いつも学んでくれる、もしくは学ぶ必要があまり無いメンバー(チーム)は
研修とか準備するとしっかりと学んでくれんだけど…」

「あなた(のチーム)こそ学んでよ!
という人ほど”研修に参加しない”
、”Eラーニングを見ない”し、どうすればよいのですかね…」

と…いうのです。

 

このお悩みを解決する方向性はたくさんあります。

  • 学ぶことの仕組化
  • 評価に組み込む
  • 学ぶ組織風土を醸成する
  • 力技(笑)

などなど…

上記手法はおおよそ想像つくと思いますので、今回解説は割愛します。

 

ただ一方で、なぜそのメンバー(チーム)は学ばないのでしょうか?

  • 学ぶ意味がないと思っている
  • 学ぶ時間がない
  • 学ぶ文化が無いので、そもそも学ぶ姿勢が全くない
  • 学ぶ事が嫌い

などなど…
これも組織・チームで様々あるようです。

ただ重要なのは
学ぶ手段(研修内容)を選ぶ事と同様に、学ぶ意味・意義を理解させること。

 

ちょっと言い換えてみます。

学ぶ内容や手段を「水」だとしましょう。
すると、学ぶ意味意義は「コップ」です。

当然、コップを上向きにしてから水を入れないと、水がたまりません。

強制的に学ばせても(水を入れても)コップが下向きだと意味がないし、
逆にどんどん学ぶ意味を見出せなくなりマイナス効果な時もあります。

 

ところがある日打ち合わせにて、この悩みについて雑談していると、

「弊社は学んでほしい人こそ学んでくれていますよ!」(キリッ)

と言い切ってくださった経営者がいらっしゃったのです。

「それはどんな手法なのですか?」と聞くと、大変納得いくことでした。

 

ヒントは健康診断にありました

その経営者曰く、

「多くの研修や学びはすぐに目に見えた結果につながることは
少ないじゃないですか?」

とのこと。

(う、研修会社の私としては
そんなこと無いですよ!結果出る事ありますよ!という思いと、
確かにすぐには…という思いがあります…)

「だから成果につながらない、イメージがつかないので、
結局目の前の業務に集中し、かつ忙しいので学ぶ意味や時間が見いだせない方が多い」

「本当に中長期的な視野を持てば絶対学んでいた方が良いのですが、これがなかなか難しい」

「ただ目に見えた結果ではありませんが、
客観的なデータを出すことで本人達に自覚させることがポイントです」

とのこと。

その企業はエンゲージメントサーベイを導入して、
チーム毎にどんな状態かを常にウォッチしているそうです。

まるでお酒好きな方が、休肝日を作らないとそろそろやばいかもと
わかっていながらも毎日飲んでしまうが、

健康診断で肝機能の判定にアラームが出ると
”急に危機感を感じて、休肝日を作る”みたいなイメージだそうです。

 

ちなみに、私はまさにそういう人でして、

健康診断結果で毎年お酒のコントロールが変わります…

でも、この後の論議が最も重要な内容だったと思っています。

 

結果の検証と対策、改善状況の把握こそが重要ですよ!

当たり前すぎる事ですが、私の知り合いの経営者でも
健康診断(組織サーベイ)を実施している方も多いです。

ただ、惜しいのは、
“実施して結果見て終わっている”
ということが多いことなんですよね。

重要なのは

  • なぜそのような結果になっているのか?(結果の検証)
  • 改善策を考え、 実施していく(対策立案)
  • その施策をしたことで本当に改善されているかの確認(改善状況の把握)

重要なのは健康な体を改善・維持していくこと。

つまり、

会社・組織をより健康な状態にしていき、それを維持することですよ!

と教えて頂きました。

これらの施策などかなりの情報を持っておりますので、
もし聞きたい方はオンラインであれば、いつでも情報交換しますので申し付けください!

以上、藤原でした!

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