公開日:2020.11.27

更新日2024.08.29

チーム・組織づくり

マネジメント

清濁併せ吞む

こんにちは、FCEトレーニング・カンパニー「7つの習慣(R)」研修講師の松村です。

 

突然ですが、あなたに質問です。

 

以下の2つ。
あなたはどちらかといえばどちらですか?

 

A:マネジメントにおいて部下のモチベーションなど関係ない。(プロフェッショナルなのだから)

B:部下のモチベーションを維持させるように日々の観察は必要。

特に正解はありません。

 

ちなみに、私はどっちも正解だと思っています。

こういった相反するように見える考えってよくありますよね。

 

他には、数値達成こそが大事だ、と、プロセス管理が大事だ、とか、これも双方ありますよね。

こういった2つの相反するように見える考えがあった時に、私がいつも参考にするのはビジョナリーカンパニーという書籍です。

20年ほど前に一世を風靡したビジョナリーカンパニーという書籍の中には「ANDの才能を発揮する」という概念があります。

例えば、「原価率を下げつつ」「品質をアップさせる」など。

複数の異なる概念に出会った時に、多くの場合は「そんなことは無理だ」と「ORの抑圧」に屈してしまいます。

でもその両方を実現するためにはどうすればいいのか?という「ANDの才能を発揮する」という考えが重要だ、と。こういうことがビジョナリーカンパニーには書かれているんですね。

マネジメントにおいても同様で、相反する考えを両方実現するためにはどうすれば良いのか?が大事だと思うのです。

まさに清濁をあわせて呑みながら実現の方法を考えること、これが大事ですね。

ちなみに、この「清濁併せ吞む」というのはテクニカルな話ではありません。

相反する2つの概念にぶつかった時に、「どうやったら両方が実現できるような解決策を見いだすことができるか?」と考える姿勢やあり方、心構えの話なんです。

つまり、以前の記事でお伝えした「リーダーに求められる3つの資質」でいうと、3つ目の「人格によるリーダーシップ」なんですよね。

清濁併せ吞むようなスキルで振る舞うとかではなくて日々の心構えが大事です。そういうことができているリーダーの下には、部下も実績もついてくるだろうなと思います。

と言いながら、私も日々努力です。

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